クラウドSIMWiFiサービスについて

4月23日以降、どんなときもWiFi以外の安定して使えていたクラウドSIMWiFiサービスについて、速度低下や制限の報告が相次いでおります。

一方でこれに当てはまらないサービスも存在することから、当サイトでは運営各社に対して取材を行っています。

契約前に下記全文をお読みになることをお勧めいたします。

記事全文

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WiFiに関する豆知識

パケット無制限WiFiルーターの「パケット上限」について考える。著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信はどれくらい?

管理人コラムです。

(2020年6月8日追記・内容を一部変更しました。)

さて、どんなときもwifiや限界突破WiFiでの通信障害が発生してまだそれほど日が経っていませんが、続々と「パケット上限なし」WiFiルーターサービスが登場してきています。

いずれもトリプルキャリア対応を謳うクラウドSIMという仕組みを採用しており、以前は多かったソフトバンク回線主体のサービスからの大きな変容が伺えます。

注目したいのが、パケット上限なしという文言の下に必ず書かれている注意書きです。

管理人
管理人
(※1という感じで書かれているあの文言ですね。)

※国内外の通信会社では、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様へに対し、通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります。また、違法ダウンロードなどの、不正利用の疑いがある場合、ご利用停止を行う場合があります。

これです。

国内外の通信会社ではという前置きもある通り、各通信会社に共通しての文言のようです。

どの事業者をみても「どのくらい」「月間○○GB」までということは書いておらず、具体的にはどれくらいで制限がかかるのかはわかっていません。

本記事では「概ねどれくらいなのか」ということについて考えたいと思います。

著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信はどれくらい?

実は以前、クラウドSIMWiFiルーターサービスをリリースしていた事業者のサイトに明記されていました。

(具体的なサービス名は伏せます)

このようにしっかりと明記されていました。

現在では当該サイトは更新されており、まったくUIの異なるサイトに変更されています。

最近、通信障害が発生したどんなときもwifiの公式サイトでは気になるお知らせが更新されました。

本日は、「1日10GB以上利用した場合の制限有無」について、一部誤情報がSNS等で拡散されており弊社に対するお問合せが増加しておりますので正しい情報を公式としてお知らせさせていただきます。

まず、SNS上で拡散されているような”1日10GB以上利用した場合384Kbpsに制限する”といった制限は、サービス開始当初から現在も含め、設けておりませんのでご安心ください。

ただし、制限を行う場合については、サービスサイト及び約款・重説に記載の下記の通りでございます。 「ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります」

引用:どんなときもwifi

確かにツイッター上では実際に10GBを計測して、それ以降の通信速度の偏移を記載したツイートも散見されていましたが、これについては公式では否定しています。

気になる点は1日10GB使うと月間300GBになるということです。

10GB×30日間=300GB

公式が否定しているため、おそらく10GB制限はかけていないとは思いますが…

ちょっとつじつまが合ってしまうように思います。

最近クラウドSIMWiFiルーターサービスを始めたjetfiも「一日5GB使い放題」と謳っているところを見ると、やはり明確にパケットの上限はあるような印象です。

【公式】jetfi

また、どんなときもwifiと同様に3月末に通信障害に陥った限界突破WiFi(エックスモバイル株式会社)では、今後のサービスは「月間150GB」となることを宣言、その後

「制限をかけた後は、1日の契約数が3倍ぐらいに伸びている」

引用:ITMedia

と木野社長がコメントしています。

【限界突破WiFi】

また、クラウドSIMWiFiルータープラン「快適!クラウドプラン」を提供していた「フジワイファイ(株式会社レグルス)」 も5月13日付けで新規受付を停止、6月に代替プランをリリースする予定が7月にずれ込んでいます。

また、通信上限についてはコチラの公式アナウンスで「月間500GB」としていることが判明しました。

また、先行リリースのクラウドSIMWiFiルーター提供各社が停止する中、BBNWiFi(ブロードバンドナビ株式会社)やギガWi-Fi(株式会社メディアサービス)では、やはりうたい文句の「パケット無制限」を宣言していますが、両社ともに「月間150GB」で制限がかかることがツイッターや各種サイトで取り上げられています。

GreenWavesからのお知らせ

最近、パケット無制限WiFiルーターサービスへの不安が高まっているため、自宅でのみ無制限インターネットをしたい方の場合は光回線がおすすめです。

新規で光回線を申し込む方や転用・事業者変更をする際はお使いのスマホとセットで割引できるプロバイダがおすすめです。

契約期間に縛り期間がないものであれば非常に安価なenひかりもおすすめです。

【公式】enひかり

光回線が引けない場合はコチラ

 

著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信という文言を使わないところもある

中には「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信」という文言を使わずに、もっと具体的に表記している事業者もあります。

インターネット使い放題となりますが、利用方法によってはデータ通信量の制限が適用される場合があります。一般的なご利用において、充分なデータ容量を確保しておりますが、ネットワーク品質の維持と公平な電波利用の観点から、大量の通信を行う利用者に対して通信制限を行う場合があります。その場合、通信の停止や極端に通信速度が落ちるなどの措置がとられます。長時間の動画の閲覧やネット通話、大容量ファイルのダウンロード、オンラインゲームを行うお客様はご利用を控えていただきますようお願いいたします。※万が一、お客様の利用によって停止措置や速度制限がかかった場合、返金や交換等の一切の対応は行っておりませんのでご注意ください。

このように非常に具体的に書かれています。

特に

  • 長時間の動画の閲覧やネット通話
  • 大容量ファイルのダウンロード
  • オンラインゲーム

を行うお客様はご利用を控えていただきますようお願いいたします。

という文言があるということは、パケット無制限のうまみはなく、大容量通信を行うと制限がかかるということを暗に示しています。

実際にYoutubeで動画をみるとなると

画質1時間の消費パケット1時間×30日使用
144p120MB3.6GB
240p160MB4.8GB
360p320MB9.6GB
480p SD画質600MB18GB
720p HD画質1GB30GB
1080p フルHD画質2GB60GB

引用:Youtube(ユーチューブ)のパケットデータ通信量を検証!楽しむにはWiFiルーターがおすすめ

このくらいかかります。

これだけみると月間300GBって結構余裕があると思いますが…

オンラインゲームなどをする方など使い方によっては結構なパケットを消費してしまうのかもしれませんね。

ちなみにリモートワークでつかうとなると一番簡単なのはSkypeを使ったビデオ通話ですね。

通話の種類最低ダウンロード
/アップロード速度
推奨ダウンロード
/アップロード速度
通話30kbps / 30kbps100kbps / 100kbps
ビデオ通話/
画面共有
128kbps / 128kbps300kbps / 300kbps
ビデオ通話
(高品質)
400kbps / 400kbps500kbps / 500kbps
ビデオ通話
(HD)
1.2Mbps / 1.2Mbps1.5Mbps / 1.5Mbps
グループ ビデオ通話
(3 人)
512kbps / 128kbps2Mbps / 512kbps
グループ ビデオ通話
(5 人)
2Mbps / 128kbps4Mbps / 512kbps
グループ ビデオ通話
(7 人以上)
4Mbps / 128kbps8Mbps / 512kbps

引用:Skypeヘルプ

上記表を参考に仮にグループビデオ通話を7人以上で行ったとします。

推奨速度は8Mbpsです。

1Mbps=125KB/秒=0.125MB/秒

となります。

8Mbpsでは1秒間に1MBの通信量という計算になります。

仮に60分の会議だった場合、単純計算で

1MB(秒)×60分(3600秒)=3600MB=3.6GB

という感じです。

ただし、最近話題となっているzoomに関しては、多人数でのグループチャットでも最低通信速度上限が下り/上り=1.5Mbps/1.5Mbpsとなっているため

(1.5Mbps=187.50㎅/sec)×60分(3600秒)=675MB/h

となります。これであれば200時間ほどzoomで通信が可能ですね。

クラウドSIMWiFiルーターはWiMAX2+と違って上り速度も速いためストレスなく通信が可能です。

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通信制限がかかっても本来であればユーザーは従うしかない?

どんなときもwifiや限界突破WiFiでは何らかの理由で「通信障害」が生じてしまったため、返金措置や違約金免除での解約という措置をとっています。

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しかし、それは「通信障害が生じてしまった」ことに対する弁済措置というだけです。

著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります

このように重要事項説明書にはほぼ間違いなくこの文言が入っています。

重要事項説明書に同意したことによって、契約が発生しますので、大容量通信をした場合に速度低下が生じてしまった場合はユーザー側は何も言うことはできません。

それが「契約事項」に含まれており、「同意の上」でサービスを利用させてもらっているからです。

この大容量通信の定義を決めるのはサービス提供社側ですので、それが月間150GBであっても300GBであっても文句は言えないのです。

非常に残念ではありますが、uCloudlink社やソフトバンク、auといった第三者から回線を借りてサービスを提供している以上、サービス提供社側にも守らなければいけないボーダーがあるのでしょう。

(パケット無制限WiFiルーターのビジネスモデルについてはコチラを参照)

現在の「第三者からデータを購入して、それを分配してサービス提供をしている」というビジネスモデルでは利益を考えると、供給元であるソフトバンクSIMに何かしらの条件変更があった場合については、通信制限を設けるということは十分起こりうる可能性があるのです。

日本国内においては、クラウドSIMWiFiルーターは、特定のSIMカードに依存しているデータシェアビジネスのため、根底から覆ってしまう可能性をはらんでいます。

続々と撤退している回線事業社

このような事態を受けてかどうかは分かりませんが、3月初旬からレンタルWiFiルーターサービスを終了する事業者が増えてきているように思います。

G-Call100GB使い放題WiFi新規申し込み終了

通信大手「G-call」が提供しているG-call100ギガ使い放題WiFiも販売を終了しました。

画像:G-Call

実はこのサービス、一時期は「使い放題プラン」を提供していたのですが、数週間で「100GB」の上限を設けたプランに変更しています。

やはり、使い放題プランは用意したデータ容量が枯渇する危険性もあるため、どのくらい用意したらよいか読みにくいところも多く、安定した利益が確保できにくいのかもしれません。

一定のデータ容量を定期的に、且つ限られたユーザーが使用する方が、サービス提供社側としては安定した利益が見込めるのでしょう。

パケット無制限をうたってユーザーを募集し過ぎてしまうと、利益も上がる反面それだけリスクも上がることになります。

もしくは、回線を貸与しているソフトバンク側がSIMカード提供を制限してきているという可能性も考えれます。

おそらく、今後はこれに倣ってソフトバンク回線系のサービスの申込終了が続きそうな印象です。

フジワイファイ「WiMAX2+」プラン終了

また、フジワイファイでもWiMAXプランの終了が発表されました。

回線元との契約状況が…という文言があります。

WiMAXは月間パケット無制限ですが、3日/10GBの制限があるため、実質的には月間約100GB通信できることになります。

UQモバイルの回線を使用しているサービスが終了となってしまったことを考えると…昨今のリモートワークによるモバイルデータ通信量の増大で大手キャリアの回線網を圧迫してしまっているような気がしてなりません。

ギガゴリWiFi50GB超プラン・ワールドプラン新規受付終了

GMOインターネット株式会社が提供するギガゴリWiFiの実質無制限「50GB超プラン」も3月22日をもって新規申し込みを終了しました。

そして

2020年3月23日~イギガゴリWiFiワールドプランがリリースされましたが、5月末から新規受付を停止しています。

クラウドSIMWiFiルーター・ソフトバンク回線ルーターは軒並み停止

当方の調べによると下記サービスについては新規受付を停止しています。

クラウドSIMは消滅するか月間150GBになるかの2択

やはり「パケット無制限」を謳っていますが、実質パケットに制限があるところは変わらないでしょう。

ですが、よほどこのビジネスに興味がある人以外は以上述べてきた内容は全く関係ありませんし、考えることもないでしょう。

ユーザーは「パケット無制限」を信じて契約しているだけですから。

疑惑を向けられてしまった「パケット無制限」は、「月間パケット300GB使い放題」というようにサービス提供の変容を求められていきそうな印象です。

そもそも【パケット無制限】を謳っているのに実際にはパケット上限が存在したというのは、景品表示法違反「誇大広告」等には当たらないのでしょうか?

この辺りについては専門外のため分かりません。

恐らく、今後クラウドSIMWiFiルーターは月間150GB上限もしくは、それが出来なければ消滅するでしょう。

最近ではWiMAXへの原点回帰も進んできていますが、3日間/10GBの制限もあり、月額料金も3,880円(UQWiMAX・ギガ放題2年契約)、初期費用も18,000円(端末購入費用15,000円/初期契約費用3,000円)がかかります。

違約金上限が1000円というのは良心的ですが、実際のところ初期費用分が違約金のような役割ということを考えると、お得なのかどうかは定かではありません。

また、WiMAXに関しては電波特性上、建物の中では速度低下が生じやすく、アップロード速度が非常に遅い(~3Mbps程度)のもマイナスポイントです。

昨今のテレワーク需要で必要となってきているzoomの推奨回線速度・上り/下り=1.5Mbps/1.5Mbpsについても、通信状況によっては満たせない可能性もあります。

一方、クラウドSIMWiFiルーターについては、現在新規受付をしているBBNWiFiでは、月額料金3,250円、月間150GB使用可能、短期間制限なし、違約金24か月以内18000円、26か月目以降9,500円、上り速度/下り速度共に15Mbps程度は確保できます。

【公式】BBN Wi-Fi

ソフトバンクSIMに依存しており、まだまだ不安な状況は続きますが、WiMAXより安価ということもあり未だに人気が高いです。

「月間150GB」と割り切って使うのであればWiMAXよりもお得という事実は変わらないでしょう。

いずれにしても、この「パケット無制限」「パケット使い放題」という表現は、消費者の誤解を招く恐れしかないため、今後はなくなってほしいですね。

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