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文科省が中学生の学校への携帯電話(スマホ)の持ち込みを条件付きで容認…保護者が考えたい携帯料金について

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文部科学省は2020年7月31日、原則禁止としてきた携帯電話(スマートフォン)の学校への持ち込みを条件付きで認めることを、各都道府県教育委員会などに通知しました。

参考:中学校への携帯持ち込み条件付きで認める文科省(NHK)

文部科学省

中学生の学校への携帯電話(スマートフォン)持ち込みの条件

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文部科学省は、以前から小中学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止としており、特例として「携帯電話を緊急の連絡手段とせざるを得ない場合などやむを得ない事情」があり、保護者が申請した場合のみ使用を許可してきました。

今回の通知では、原則として小中学校への携帯電話(スマートフォン)の持ち込みを「禁止」として上で、下記の条件に該当する場合持ち込みを許可することを各都道府県教育委員会等へ通知しました。

スマホ持ち込み条件
  1. 校内での使用は禁止
  2. 生徒が自らを律することができるようなルールを学校、生徒、保護者で協力して作る
  3. 学校での管理方法や紛失時などの責任の所在を明確化する
  4. フィルタリング(閲覧制限)を保護者の責任で設定する
  5. 学校や家庭が携帯電話の危険性や正しい使い方を指導する

このように校内での使用を禁止する一方で、生徒や保護者が主体的となって携帯電話使用についてのリスクやルールを決めることを求めています。

中学生のスマートフォン所持率は47.8%

ベネッセ教育総合研究所の調査データによると、中学生の携帯電話所持率は47.8%と約2人に1人が所持している計算となっています。

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引用:ベネッセ教育総合研究所の調査データ

男女別データでは女子の方が所有率が高い傾向にあり、やはり子供の身の安全を心配する保護者が持たせていることが考えられます。

保護者としては安心する一方で課題も

今回の文科省の中学生への携帯電話所持を認める方針へ転換したことを受けて、防犯上こっそり持たせていた保護者様に関しては後ろめたさなく子供に携帯電話を持たせることが出来るようになったと安心していることでしょう。

一方で、スマートフォンを利用した未成年が犯罪に巻き込まれるケースも増えてきているのも事実で、保護者と子供とでスマートフォン使用時のルール作りや、保護者自身もSNSなどへの理解を深めて未然に犯罪を防止する必要があります。

参考:SNS被害2千人超 18歳未満、過去最多(SankeiBiz)

子供に持たせる携帯電話は格安スマホでも大丈夫

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いわゆる「キッズ携帯」というものがドコモ・au・ソフトバンクから販売されていることで、これらを利用している保護者の方も多いのではないでしょうか。

しかし、やはり三大キャリアというだけあって、維持費に関しても高額となりやすく保護者が使用しているスマートフォン(iPhone)などと操作感が異なることから、保護者自身もその設定に戸惑うこともあるでしょう。

このキッズ携帯、確かに子供向けに搭載されている機能が多彩です。

キッズ携帯に搭載されている機能
  • フィルタリングアプリ
  • 防犯ブザー
  • GPS追尾機能

など

実はこれらの機能の多くは格安スマホに付けることが可能です。

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防犯ブザーに関しては何も子供に持たせる携帯電話にセットされている必要はなく、ランドセルに付けるタイプのもので十分でしょう。

フィルタリングアプリは保護者向けGoogleファミリーリンク

フィルタリングアプリは、別途インストールすることで解決します。

無料で使えて高性能なのは「保護者向けGoogleファミリーリンク」です。

※iPhone非対応

保護者向け Google ファミリー リンク

保護者向け Google ファミリー リンク
開発元:Google LLC
無料
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保護者向けの方を保護者のスマートフォンにインストールし、子供に持たせる携帯電話には「お子様向けGoogleファミリーリンク」をインストールします。

お子様向け Google ファミリー リンク

お子様向け Google ファミリー リンク
開発元:Google LLC
無料
posted withアプリーチ

保護者がアプリ上でGoogleアカウントを作成(持っている場合は既存のもの)し、子供のGoogleアカウントも作成します。

案内に従って子供のデバイスを接続し、子供の端末で設定を行えばフィルタリング準備は完了します。

Googleファミリーリンクでは下記のことが制限できます。

  1. Google Playでの使用制限:購入とダウンロードの承認、コンテンツの制限
  2. Google Chromeのフィルタ:Google Chromeで表示されるサイトの制限
  3. Google 検索のフィルタ:セーフサーチ機能の設定
  4. Androidアプリ:アプリのブロック、利用時間の上限設定
  5. 位置情報:子供のデバイスの位置情報確認設定

このように、「Twitterの使用を制限したい」などやアダルトコンテンツの表示を制限が可能です。

また、位置情報も取得できるため、子供の所在も確認可能です。

それでも不安な人は「どこかなGPS」の導入を検討

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=5bEmGy4lmG0&feature=emb_logo

「どこかなGPS」はソフトバンクが提供するGPS位置確認サービスです。

公式:どこかなGPS

親のスマートフォンはソフトバンクである必要はなく、もちろん格安スマホでも問題なく子供の位置情報を知ることが出来ます。

主な機能は下記の通りです。

  • 現在位置・移動歴の把握
  • 登録した場所の出発・到着を通知
  • 子供側から親に位置情報を送信することが可能
  • 親のスマホと離れたときに通知が来るように設定も可能(迷子防止)
  • 保護者のスマホ1台にGPS4台まで登録可能

他、類似機能を搭載したものが販売されていますので参考にされてください。

携帯&スマホ乗り換え手順を解説|格安スマホに番号そのまま(MNP)で通信費を節約

河村
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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。